陰と陽は表裏一体

「ビジネス陰陽道」という少々胡散臭い?雰囲気が漂う名前の思考法をウィまぐで見つけました。
興味本位で読んでみると、なるほどなぁ〜と思える箇所もあったので共有します。



陰と陽は表裏一体です。

マザーテレサのように周りに勇気と希望を与える人は、陽のエネルギーを最大に解放しています。しかし、彼女のみけんに深く刻まれた皺からは深い悲しみや、嘆きといった陰のエネルギーの過去を感じます。優しさと愛情に溢れた人の多くが、過去に辛い人生を歩んでいるように、陰が深ければ深いほど、陽のエネルギーは高まります。


つまり、陰のエネルギーは陽のエネルギーを高めるために必要な存在なのです。
ネガティブはダメ!ではなく、ネガティブは途中経過として必要なのです。



ここで大切なのは陰を陽にチェンジする思考です。黒いオセロを白に変えるように、盤のどこに白いオセロをおけば、パタパタと黒が一気に白に変わるのか?
この視点です。


気付かれたでしょうか。実は、すでに陰から陽へのチェンジ思考を行っています。それは、陰が必要だという“陰を受け入れる”という思考です。

ポジティブでなければならない、という思考は裏側でネガティブはダメである、という思考に繋がります。


面白いことに、「ポジティブでなければならない」という思考はネガティブを否定したネガティブ思考なのです。自己矛盾しているので、自分で自分の首をしめるがごとく、次第に苦しくなって、最後は破綻します。


少しややこしくなってきたので、ここで整理しておきましょう。
陰を受け入れると、陽になる。陽でなければならないと考えると、陰になる。
「○○でないといけない」という思考は、陰にはまる原因となります。これを別名、執着心といいます。執着心は、陽を陰に変えるぐらいのすごい力をもっています。


恋人への愛が与える愛でなく、「私は愛されないといけない、だから私を愛してよ!」という執着に変わると、相手は逃げていきます。そして愛が憎しみに変わるのです。映画『危険な情事』を思い出します。


この執着を手放すことができれば、陰を陽にチェンジすることができます。その執着を手放す一番簡単な方法は、受け入れること。
受け入れるには、器が必要です。その器とは、基礎編でも触れましたが我々の“意識”です。(基礎編: http://career.mag2.com/hassou/090402.html

意識という器を大きくするには“全てから意味を感じる”というトレーニングをします。

意味とは、その言葉にあるように、意を味わうことです。自分の人生という“意”から伝わってくるメッセージを味わうことです。自分の境遇、出会う人、病気や事故といった人生に起こる全ての出来事を味わうのです。

人生が自分に何か伝えようとしてる暗号を解読するような感じです。この暗号解読が進むと、器が大きくなるのです。


日経新聞のコラム“私の履歴書”は、執筆者が人生の暗号を解読しながら自分の器を大きくしてきた歴史がうかがえます。


西郷隆盛さんは「人を相手にせず、天を相手にせよ」といいました。まさに人生を天に見立て、その天という意から与えられるメッセージを解読する大切さを伝えたかったのでしょう。


この暗号を解く鍵があります。それは、感謝です。自分はあらゆるものに生かされて有難いと感じること。感謝に繋がる言葉に“お陰様”がありますが、まさに、陰を受け入れるという意味です。

陽のエネルギーが高まりだしたら、増幅させることができます。それは、陽のエネルギーを分け与えること。分け与えるとは、目の前の人が喜ぶことをすることです。


自分を陰から陽に変え、周りに陽のエネルギーを分け与える。そうすると、今度は、周りから陽のエネルギーが返ってきます。


この循環構造を作り出す起点となってみてください。個が輝き組織が活性化する変化を体験することになるでしょう。



まとめ
陰もこれからの成長に必要なこと。出来事の意味を考え、感謝することで「陽」の好循環への変化を感じてみよう!



ビジネス陰陽道、その名前とは裏腹に侮り難し・・・。
まさかウィまぐでこんな発見があるとは。